薪ストーブのある暮らし
薪ストーブユーザーのみなさーん!薪割ってますか!?
玉切りしてますかー?
我が家の暖房は薪ストーブですが、当然燃料に薪が必要になります。
既に薪割りがしてあって乾燥されているものは、買うと高い為
原木の状態を調達して、その後玉切りにして大きい径のものはそこから斧で割っていきます。
薪を作るのに欠かせないのがチェーンソー
我が家では、エントリーモデルのスウェーデンのメーカーハスクバーナの135eという
チェーンソーを使用しています。
この製品はクイックテンショナーがついているため、工具を使わずにソーチェンの張りを調整することができます。
しかし、どうもこのクイックテンショナーが良くないのか1か所で固定しているのが良くないのか、どんなに強く締めこんでも、2~3回玉切りをするとだるんだるんに緩んでしまいます。
そのたびに、ねじ部分を緩めて、張りを調整して、締めこんでという作業を
いくら工具が不要といっても、これだけ頻回に調整が必要であれば作業効率も悪く
非常にストレスです。
テンショナー部分に問題があるのかといろいろ見てみましたが、特に異常はなく
この製品の特性なのかもしれません。
とは、言えこのまま使い続けるのは困難です。
改良を検討する。
しかし、かと言って、このために買い替えるのは(まだ買って3年程度)悔しいのと
なんとかして、使い続けたいという思いから、改善方法を探ってみました。
まずは、緩みの原因調査してみると、ガイドバーそのものが、回転時にかかる負荷に耐えきれず内側に押されてしまい緩んでいるようでした。
できれば、ガイドバーや、本体を改造することなく、改善できるのが望ましい。
(変な改造を施した結果、メンテナンスが受けられなくなったり、最悪事故の原因になる可能性も否定できないため)
これを解消するためには、写真の○の箇所をどうにかできれば・・・と考えました。
※写真は新品時の状態です。
ガイドバーの窓部分のは8.5mm窓の形は先端側、エンジン側ともに丸くなっている。
そこで、丸い形のスペーサーを作り、挟むことによって、ガイドバーの遊びをなくしてしまおうと考えました。
木材の場合、一時的に張り調整ができても、バーに押されていくうちに変形してまたチェーンが緩む可能性があるため、金属を使用することを検討。
8.5mmの直径の丸棒と思いましたが、クリアランスがなくなってしまい、取り付けた際に外れなくなる危険性がありました。(外れないと、ソーチェンの交換が困難)
丁度直径8mmのドリルビットがあったので、当ててみると丁度良いクリアランス
これを切って、ガイドバーの厚みまで削れば、ちょうどバーの先端側にはめ込んでやれば、極端に緩むこともないのではと思い、早速ドリルビットを切断して、バーの厚みに研磨してみる。
バーの厚みよりも、薄くしてあげないと、クイックリリースを締めこんだ際に障害になってしまうので、バーの厚みよりも薄くなるように削ります。
削って作ったスペーサーをガイドバーの窓の先端側にはめ込みます。
取り付け時は、落としてなくさないように注意は必要ですが、はめてしまえば、あとはクイックテンショナーを締め込むと前後左右に隙間がなくなるので、落下の危険性もなくなります。
念のため、緩かったときの為、0.1mmのステンレス板も用意して、8mm幅に切ったものを何枚か用意して、緩すぎる場合には、これを入れることしました。
私の場合は、2枚と削って作った、このスペーサー入れてみました。
自作スペーサを入れた結果
チェーンの張りも、ソーチェンを手で引っ張ると少し浮いて手を離せば、ガイドバーにぴたっと戻るくらいの丁度良い張り具合で、ソーチェンを手で動かしてもスムーズに回るまさにベストな張り。
張り過ぎてしまうと、クラッチを痛めてしまう原因となるので、回転時の抵抗が少なくチェーンが外れないことが最も重要です。
実際に緩まないかどうかを確認するために、玉切りを20本ほどしてみましたが、まったく緩みませんでした✨
今まで、ちょっと切っては、締め直してを繰り返していたのがまるで嘘のようです。
まとめ
ソーチェンが伸びてきた場合には、もう少し広がってくるので、その際には、ステンレスプレートを追加して調整が必要ですが、今の所、緩みの心配はなくなりました。
ソーチェンの緩みにお悩みの方は、是非試してみてはいかがでしょうか?
紛失したときの為に、これを切り出して予備をいくつか作ってみました。
試す方は自己責任の上でお願い致します。
上記を実践したことによる、事故や故障その他一切の不具合等の責任は負いません。
RW
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