アレルギー性鼻炎 花粉症 鼻水に効く!鼻腔粘膜焼灼術
1回のくしゃみが命取り。そこから鼻がむずむずしてくしゃみが止まらない!
今度は鼻水が垂れてきて、鼻が刺激されてますますくしゃみが止まらなくなる。
そんなつらい鼻炎にお悩みのあなた! 鼻の粘膜を強化することで軽減できるかもしれませんよ。
この記事では、鼻腔粘膜焼灼術をご紹介します。
鼻腔粘膜焼灼術(アルゴンプラズマ凝固)とは?
花粉症などアレルギー性鼻炎の反応は主に下鼻甲介というところで起こります。
鼻腔粘膜焼灼術は、この下鼻甲介の粘膜をアルゴンプラズマで焼灼し、凝固させることにより、粘膜を硬くする手術です。
下鼻甲介の粘膜が硬くなると、そこから侵入するアレルゲン物質の侵入量を軽減することができます。また、焼くことで下鼻甲介の粘膜が減量し、鼻腔内の気道が広がり鼻づまりの改善につながります。
手術で使用するアルゴンプラズマ凝固装置は、もともとは肝臓切除の止血機器として開発されたそうです。
鼻腔断面図
どんな人におすすめ?
・薬を飲みたくない方、アレルギー性鼻炎薬を使用できない方
・妊娠を考えてる方(薬服における胎児の安全性への懸念)
・長期の通院が困難な方(会社員、近くに病院がない方)
・受験生
少しでも勉強に集中したい受験生にとって、アレルギー性鼻炎から来る頭痛や倦怠感は大敵。
受験の一年前には受診し、勉強に専念できる環境を整えましょう。
・ペットアレルギーの方
鼻腔粘膜焼灼術は、鼻粘膜に付着したアレルゲン物質の吸収を抑えるための手術です。
ペットの毛、フケ、皮脂などから来るアレルギー症状の緩和に繋がります。
手術の制限、費用
・心臓にペースメーカーを使用している方はできません。
・健康保険が使えます。
・健康保険適用の3割負担、両鼻腔で約6,000円~7,000円(検査料や処方薬料は含まず)
手術の流れ
・下鼻甲介をアルゴンプラズマで焼いていく(所要時間:約10分)
鼻腔粘膜焼灼術のメリット
・日帰りで手術ができる
・保険が効くため経済的
・術後の後遺症のリスクが低く、安全性が高い
鼻腔粘膜焼灼術のデメリット
・成功率はおおむね80%。1回の治療では不十分な場合がある
・手術の効果は永久的ではない。約10カ月から2年で粘膜が再生するため、個人差により再発のリスクがある。
・術後の一ヶ月は非常に鼻がつまる。また鼻をかむと血の塊が出る。
鼻腔粘膜焼灼術を受けた筆者の感想
手術を受けた初日は、鼻の中がグリルで魚を焼いたような臭いがしました。
1ヶ月間は鼻がつまり、口呼吸でしんどかったです。
3週間ほどすると、鼻詰まりが徐々に改善されました。
2ヶ月を経過すると、従来よりも鼻通りが良く、ほとんどくしゃみは起きませんでした。
術後から1年を振り返ると、花粉によるアレルギーやほこりなどのくしゃみが大幅に改善しました。
後遺症などは一切ありません。
8.最後に
アレグラなどを飲んでもあまり効かない方、花粉の時期の症状が重たい方は、
鼻腔粘膜焼灼術を受けてみてはいかがでしょうか。
つらい花粉の季節には、鼻腔粘膜焼灼術とアレグラ、マスクを併用することにより、予防効果を高めることができます。
先ずはお住いの地域で鼻腔粘膜焼灼術を実施している耳鼻科や病院を探してみると良いでしょう。
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